院長紹介
ご挨拶
平成17年1月より、京都市左京区上高野で耳鼻咽喉科クリニックを開院しております。周辺には四季折々の美しい自然に囲まれた宝ヶ池公園、国立京都国際会館があり、地下鉄国際会館駅にも近く、交通も便利です。この地で日々診療に従事できますことを感謝しております。
耳鼻科医として、これまでに生後間もない赤ちゃんからご高齢の方々まで、幅広い年代の多くの患者様の診療に携わってまいりました。こうした患者様との関わりから多くのことを教わり、そして私自身、出産、育児を経て、年齢を重ねるにつれて、以前はわからなかったいろいろなことに共感できるようになったと感じています。こうした経験を活かして、日々の診療の中で患者様の思いに少しでも心を寄せていくことができればと思います。
今後も耳鼻咽喉科専門医として、これまでに培った経験をもとに、ていねいな診療と、わかりやすい説明を信条として、日々の診療に従事する所存です。これからも地域の皆様に信頼され、納得していただける医療を提供できますよう、スタッフ一同一層努力を重ねてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
経歴
- 1985年3月
- 関西医科大学卒業
- 1985年5月
- 京都大学医学部耳鼻咽喉科教室へ入局
- 1986年4月
- 関西電力病院(耳鼻咽喉科)医員勤務
- 1990年8月
- 米国UCLAヴィクターグッドヒル耳科学研究所客員研究員として内耳前庭神経の基礎研究に従事
- 1992年6月
- 京大病院(耳鼻咽喉科)医員勤務
- 1992年10月
- 京都大学医学部(耳鼻咽喉科学、平衡覚)研究生
- 1997年9月
- 滋賀県立成人病センター(耳鼻咽喉科)非常勤医
- 2005年1月
- 耳鼻咽喉科内藤クリニックを開院、現在に至る
資格
- 日本耳鼻咽喉科学会認定耳鼻咽喉科専門医
- 京都大学医学博士
- 日本めまい平衡医学会認定めまい相談医
- 日本耳鼻咽喉科学会認定補聴器相談医
所属学会
- 日本耳鼻咽喉科学会
- 日本めまい平衡医学会
- 日本耳科学会
- 耳鼻咽喉科臨床学会
- 日本聴覚医学会
併任等
- 京都大学医学部 臨床実習担当
- 京都光華女子大学 客員教授(健康科学部 言語聴覚専攻)
診療の基本方針
院長・クリニックスタッフ一同、地域の皆様の健康管理・疾患治療に役立てる医院でありたいと願っています。そのために当院が心がけていることは以下の4つです。
- ていねいな診察
耳鼻咽喉科疾患は多種多様です。比較的簡単に診断がつくものから、いろいろ検査をしてようやく診断に至ることもしばしばです。疾患によっては、先延ばしにせず、受診されたその日中に検査をしなければ見逃したり、重症化につながってしまうものもあります。また、検査によって得た診断結果を患者様にていねいに説明して、疾患を理解していただくことにより、治療効果はさらに向上すると考えております。したがって診断と説明には必要十分な時間をかけて、患者様の納得がいく治療を目指します。 - 画像を用いたわかりやすい説明
耳鼻科では、昔も今も耳や鼻の穴の中をのぞきこんで治療しますので、患者さんには中の様子が全く見えないからどうなっているか分からない、ということになりがちなのですが、昨今の医療機器、IT技術の進歩により、耳や鼻の中もカメラで写して、画像を保存、供覧することが比較的簡単にできるようになりました。当院では鼓膜をはじめ、鼻の中、のどの中もカメラでお見せして、写した画像は治療経過をたどっていただけるように時系列でお見せするなど、わかりやすい説明を心がけております。 - 近隣の医療機関との連携
疾患によっては、当院の設備だけでは診断・治療が困難なものもあります。そういった場合は、近隣の医療機関と連携を取って、患者様にとって最良の治療をめざします。京大病院、京都府立医大病院、第二日赤病院、京都新町病院、鞍馬口京都医療センタ―、蘇生会総合病院、梶井町放射線診断科クリニック(CT,MRI)、沢井記念乳腺クリニック(MRI)をはじめとして多くの信頼できる医療機関と連携しております。 - 通院や受診が少しでも楽になるための工夫
耳鼻科疾患は、完治するまでに時間がかかるものも多く、また、アレルギー疾患のように継続した治療を要するものもあります。お忙しい患者様の通院や受診が少しでも楽になるように、待ち時間の有効利用を目的として、自動予約システムを導入しており、電話(自動音声)やインターネットで予約を取っていただけます。また、待合室では、テレビ(字幕)・雑誌・絵本を設置し、音楽を流してリラックスしていただけるよう努めています。
「ていねいな診療」と「わかりやすい説明」を信条に、
地域の皆様に安心できる「治療」を心がけてまいります。
耳鼻咽喉科内藤クリニック院長 内藤 恵理
医院案内
外観
外観
駐車場
敷地内と隣地(西側)に計8台分の駐車スペースがあります。
車椅子の方もアプローチしやすいように、スロープを設けています。
待合室~受付
待合室
受付
待合室には空気清浄器を配備しています。お子様の体重もここで測れます。
窓口受付では、保険証の確認や、会計を行います。
診察室
プライバシーに配慮して、中待合と隔てて診察室を設けています。診察した内容は、リアタイムで2台のモニターに映してお見せすると同時に、画像データとして保存して、経過観察を詳しく行います。実際に病変部を見ていただいて、疾患への理解を深めてもらうように努めています。
処置室
ここでは、耳にお薬を入れる点耳処置や、点滴を行います。また、高熱がある方や、めまいなどで気分のすぐれない方は、こちらのベッドで休んでいただけます。
聴力検査室
防音性能の高い専用の聴力検査室を備えています。車椅子の方もそのまま入れる広めの検査室になっています。
デジタルX線画像診断装置
X線撮影後、デジタル処理により画像を保存し、詳しい観察ができます。
超音波エコー
甲状腺や耳下腺の腫れなど、くびの病気の診断に効力を発揮します。
赤外線CCDフレンツェル眼鏡
めまいの診断では眼球の揺れ(眼振)の観察が重要です。この装置を装着すると、眼振が抑制されない暗視野での眼振を観察することができ、めまいの診断に大いに役立ちます。
電子内視鏡
鼻の中からのどまでを詳しく観察します。先端が細いので挿入時の苦痛はほとんどありません。高解像度カラーCCD により、明るく鮮明な画像が得られます。動画としても保存して、検査終了後の説明や経過観察に役立てています。
炭酸ガスレーザー装置
アレルギー性鼻炎のレーザー治療として、当院では炭酸ガスレーザー装置を使っています。鼻粘膜にレーザーを照射して粘膜表層組織を凝固して変性させることにより、アレルギー症状を緩和させます。出血や術後の痛みはほとんどありません。花粉症の方はシーズンが始まるまでに治療をすれば、その後1~2年は症状が改善されることが多いです。お薬で効果が不十分の方にお勧めの治療です。
重心動揺計
「重心動揺計グラビコーダ」はからだのふらつきや、めまい・平衡障害のスクリーニングに適しています。日本人の健常値データを内蔵し、ニューラルネット(人工知能)解析技術によって、「健常」または「異常」の程度を自動識別します。
従来の平衡機能検査に加えて、重心動揺計の検査を用いることで、めまいの詳細な診断・経過観察に役立ちます。